『イベルメクチン中毒』について

イベルメクチン中毒
コリー・シェルティー・ボーダーコリー・オーストラリアンシェパード等の犬種、(その血統の入ったミックス犬)においてフィラリア等の予防薬や駆虫薬である神経症状が出やすいことが報告されています。
また、ある種の抗腫瘍薬においても副作用が出やすくその原因が明らかになっており、薬物を排泄するための働きをもつMDR1遺伝子の変異が報告されています。

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MDR1 遺伝子の変異が確認されている犬種割合(日本)
●コリー犬…75%
●シェルティー…2.4%
●オーストラリアンシェパード…55.5%
●ボーダーコリー…報告アリ(割合不明)
●上記、記載の犬種の血統が入ったMIX犬…報告アリ(割合不明)

遺伝子検査
コリー種における MDR1遺伝子の変異は、4塩基の欠失が報告されており
遺伝子検査によってこれを検出します。

MDR EPこの遺伝子変異の有無は獣医師が該当する薬剤を処方・投与する場合において重要になります。
変異がある=病気というわけではありません!!
あらかじめ遺伝子検査(生涯に一度の検査)により変異があるかどうかを調べておけば、もし万が一、病気になってしまった場合にも獣医師が治療に使える薬剤を適切に選択することができます。

注)この検査における遺伝子変異の有無は、ワクチンやその他の薬剤に対する副作用や副反応に関連するものではありません。

イベルメクチン以外で副作用の報告がある薬剤
この変異を持つ犬種は、イルベメクチン以外にもある種の薬剤に対し非常に感受性が高い。
<該当薬剤>
駆 虫 薬 :イルベメクチン・ドラメクチン・モキシデクチン・セラメクチン・ミルベマイシンなど
抗腫瘍薬:ドキソルビシン・ビンクリスチン・ビンブラスチンなど
胃 腸 薬 :ロペラミドなど

MDR1変異と抗癌剤
該当犬種において上記の抗癌剤を使用する場合、MDR1遺伝子変異検査が必要となります。
当検査機関 D-LABでは、犬リンパ腫クロナリティ検査および。
犬肥満細胞腫c-KIT変異検査とのセット検査も行っています。
●犬リンパ腫クロナリティ検査→陽性でリンパ腫が示唆された場合、ドキソルビシン使用を検討される前にセット検査をおすすめします。
●犬肥満細胞腫c-KIT変異検査→ITD変異無しでメシル酸イマチニブ不適用となった場合には、ビンクリスチン・ビンブラスチン使用前にセット検査をおすすめします。

●コリー犬…75%<BR>
●シェルティー…2.4%<BR>
●オーストラリアンシェパード…55.5%<BR>
●ボーダーコリー…報告アリ(割合不明)<BR>
●上記、記載の犬種の血統が入ったMIX犬…報告アリ(割合不明)<BR>